【星宿】
≪大意≫
---【星】は遠くのものを追い求める意味。---

≪解説≫
野にあって花を咲かせる風雲児の星で、既成の型にはまる事を嫌い、本流から離れた所に自己を完成させます。
反骨精神が旺盛で納得しないことには妥協しません、独特の風変わりな個性を持ちどこか地味な存在です。
主流にはなり難く、自分の納得した道を黙々と歩み地味な努力を重ねていく大器晩成の星です。
長い努力の積み重ねによってジリジリと頭角を現します、実力が有り虚名ではなく中身がありますが、 いつ、どこでも通用するといった融通性のある才能ではありません。
まじめで義理堅く実のある人ですが、内向してうつ病になったり性格異常者になる人もいます。
口下手で人に頭を下げるのも、お世辞を言うのも苦手で、一本気で扱いにくく 煙たがられることもありますが、気に入った相手には面倒見が良く、野にある親分星でもあります。
主流になれない星ですが、元来が大将星です、しかし中央に君臨する大将ではなく 一方の雄とか梟雄と呼ばれるタイプです。
女性は地味で淡白な人が多く無口ですがシンが座っていて意地っ張りです。 清楚な良妻賢母型で、働き者でやりくり上手、几帳面で所帯持ちもよく夫にも尽くします。
男性はつまらぬ意地を張って損をする傾向があるので注意が必要です、他人に尽くすことで自身も栄えます。

≪原典≫
法台愛諍競不能自押捺嗜瞋怒 父母生存不能孝養 死後方崇祭饗追念 亦足奴婢畜乗資産 有名聞善知識亦多悪知識 一生之間好祈神廟