【胃宿】
≪大意≫
---【胃】は何でも吸収する意味。---

≪解説≫
西方の大将星です。大将星ではあってもよきにつけ悪しきにつけ反逆の星です。
実力が有り知謀にたけた野中の一本杉か、救い難い愚者かといった両極端の星です。
賢そうに見えて愚かで、逆に愚者に見えて実は大変な知者であったりとつかみどころの無い一面があります。
容姿端麗でどこか妖気があり重厚な風格があります、女性はやや骨っぽくお色気は無い方です。
物事を深読みし陽気でユーモラスな面もありますが行動はせっかちで短期です、 ちょっとした事でもカッとなり怒ったら手がつけられません。
反骨精神旺盛で皮肉屋です、野に下る運勢があり、また野にあってこそ実力を発揮します。
復讐心も盛んで言葉は荒っぽく粗暴、他人を頼らず強引に人を指導する硬派な親分といえます。
秘宝や神秘を好むミステリーの星であることも大きな特徴です。
女性はいわゆる悪女が多く、手練手管で男を騙したり目的のためには非情なこともやってのけます。
男性は自ら仕掛けなくとも騒乱を呼ぶ宿命を持ち波乱含みの人生となります。 文字どうり胃に関係があり美食家が多いようです。

≪原典≫
法合膽硬悪性霊耽酒嗜肉 愛驅策劫奪強暴 禀志軽躁 足怨敵 饒男女多僕從