| 【劫財】 | 劫財は闘争と破壊、ニヒリストの星です、 日干が陽の場合は敗財(財を奪い取られる)、陰の場合は劫財(財をかすめ取る) と呼ばれます。 日干と同じ五行星の陽陰の組み合わせであり、 兄弟・姉妹を表します。 争い・暴力・精神不安定・破壊を特徴とし、一生孤立無援、凶兆が強く作用します。 ①性格。 不遜精神が強く対人関係でトラブルが多く、粗暴で投げやりな面があります、 諦観的で厭世的な面があり、失敗や死を恐れない無茶な傾向が強く、 大胆に行動する所から意外な成功を収める場合があります。 内面がよくて外面の悪いタイプで妻子には苦労をかけます。 金使いがあらくギャンブルや投機を好みます。 女性がこの星を持つと短気で悪妻、家庭に安泰を保つ事が難しくなります。 ②職業。 現場向きなので、デスクワークやコツコツやる仕事には向きません。 営業畑・技術者が向いています、補佐役に徹したほうが発展の機会に恵まれます。 ③金運。 金に縁の薄い星で、身内の援助・他人の世話事など出費が多く金運は弱いでしょう。 自分の財産を作るよりも子供名義、家族名義の財産を作る事を考えるのも良い方法です。 一時的な幸運はあっても継続できない星情をよく心得るべきです。 ④結婚と恋愛。 肉親・異性ともにあまり恵まれないのがこの星の暗示です。 特に、女性がこの星を持つと相手に精神的・物質的に尽くしながら、 ヒモ的な男性によって生涯苦労します、男性の場合は性格が冷たく、 打算抜きでは行動できません、 また、好色の傾向があり離婚・別離の危険があります。 ⑤健康。 精神的なストレス・ノイローゼが起因する事が大きく、何よりも、 ストレスを発散できる趣味や打ち込める仕事で精神衛生を保つ事が必要です。 心身の不摂生から心臓・血管系の病に注意が必要です。 愛憎による刃傷沙汰による外傷にも気をつけて下さい。 ⑥子供運。 家庭的に安定しない事が原因で、親子の絆は薄いでしょう。 親違いの兄弟・姉妹の多いのも特徴です、比肩と同じく早くから親から自立する 傾向がありますが、この星の場合、親の別離などによって他動的に自立を余儀なくされます。 |
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| 【劫財と他の宿命星との関係】 年柱・月柱・時柱にそれぞれ「劫財-偏官」「劫財-食神」などとあるのを見ます。 二柱にまたがってはいけません、あくまでも一本の柱の中の組合せで観ます。 見方は、まずどの柱にあっても命式の中に該当する組み合わせがあれば、 そのような傾向があるものととらえます。 次に、年柱にあれば親又は先祖に、月柱にあれば家族に、 時柱にあれば子供や子孫に当該の傾向が表れるものと解釈します。 | 劫財-比肩 劫財-劫財 劫財-食神 劫財-傷官 劫財-偏財 劫財-正財 劫財-偏官 劫財-正官 劫財-偏印 劫財-印綬 | |
| 【劫財と補助星との関係】 年柱・月柱・日柱・時柱の宿命星（上段）、臓干宿命星（下段）と同じ柱にある補助星との関係をみます。 二柱にまたがってはいけません、あくまでも一本の柱の中の組合せで観ます。 年柱にあれば幼年運・親・先祖、月柱にあれば壮年運・家族・兄弟姉妹、日柱にあれば晩年運・配偶者、 時柱にあれば最晩年運・子供・子孫に関する暗示と解釈します。 | 劫財-長生 劫財-沐浴 劫財-冠帯 劫財-建禄 劫財-帝旺 劫財-衰 劫財-病 劫財-死 劫財-墓 劫財-絶 劫財-胎 劫財-養 |