【比肩】
生まれ日(天干)と同じ干が在る場合、比肩となります。
生まれ日と同じ星と云った意味から、兄弟・姉妹・友人を表します。
この星が四柱に二つ以上在ると肉親との争いが多くなります、 発展的な星ではありますが、孤立し易く金銭感覚にも欠けます、 この星は、自由・独立・行動を表しますので、 個人で事業・商売をすれば成功します。

@性格。
負けず嫌いで束縛を嫌い自由を求めます、反面、 対人関係では好みが激しく協調性に欠けます。
青年期には職業・住所が安定せず苦労しますが、 正義感が強く独立独歩の性格です、内柔外剛型で自尊心が強く、 一旦方向が定まると本領を発揮します。

A職業。
どのような社会環境に在ってもリーダーシップを執りたがります。
四柱に正官星・印綬星を持つ人は弁護士・建築家・税理士に向きます。
正財星・偏財星を持つ場合は商売で成功を収めます。
建禄・帝旺を持つ人は事業家に向いています。

B金運。
青年期にはあまり恵まれませんが、中年期を境に好転します。
勤め人になるより独立を図ってこそ金運は強調されます。
但し、共同事業・出資・貸借ではトラブルを生じますので避けましょう。

C結婚と恋愛。
青年期が安定しない星情から、晩婚型になるのが特徴です、 家庭では妻子に苦労をかけます。
恋愛では自己中心的に行動する傾向が強く、熱し易く冷めやすいのが特徴です。

D健康。
健康面では恵まれていますが、青年期の苦労が晩年に影響を及ぼす事が 多いのが特徴で、過労による無理が出ます、病気より外科に縁が深いのが特徴で、 内科の病気でも手術を要するようになります。
なによりも摂生に心がける事が肝要です。

E子供運。
もともと肉親関係の薄い星なので男女ともに子供が少ないのが特徴で、 子供は早くから親元を独立していきます。

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【比肩と他の宿命星との関係】

年柱・月柱・時柱にそれぞれ「比肩-劫財」「比肩-正官」などとあるのを見ます。
二柱にまたがってはいけません、あくまでも一本の柱の中の組合せで観ます。
見方は、まずどの柱にあっても命式の中に該当する組み合わせがあれば、 そのような傾向があるものととらえます。
次に、年柱にあれば親又は先祖に、月柱にあれば家族に、 時柱にあれば子供や子孫に当該の傾向が表れるものと解釈します。
比肩-比肩
比肩-劫財
比肩-食神
比肩-傷官
比肩-偏財
比肩-正財
比肩-偏官
比肩-正官
比肩-偏印
比肩-印綬

【比肩と補助星との関係】

年柱・月柱・日柱・時柱の宿命星(上段)、臓干宿命星(下段)と同じ柱にある補助星との関係をみます。
二柱にまたがってはいけません、あくまでも一本の柱の中の組合せで観ます。
年柱にあれば幼年運・親・先祖、月柱にあれば壮年運・家族・兄弟姉妹、日柱にあれば晩年運・配偶者、 時柱にあれば最晩年運・子供・子孫に関する暗示と解釈します。
比肩-長生
比肩-沐浴
比肩-冠帯
比肩-建禄
比肩-帝旺
比肩-衰
比肩-病
比肩-死
比肩-墓
比肩-絶
比肩-胎
比肩-養