【地雷復】 『ちらいふく』一陽来復の時です。 ≪運勢予報≫ 晴れ。 ≪卦辞≫ 『復、亨、出入无疾、朋来无咎、反復其道、七日来復、利有攸往』 「ふくはとおる、しゅつにゅうやまいなく、ともきたるにとがなし、 はんぷくのそのみちひちじつにしてらいふくす、ゆくところあるによろし」 ≪運勢≫ 『復』は帰る、戻ること。 地雷復の時、通じる、どのように動いても障害はない、 仲間が集まってきて問題はない、繰り返し事を行なっていれば、七日で新しい展開がある、進んで良い。 永い冬が去って春が帰ってきた時でエンジン始動の時です、開運の入り口に立った所ですから順を追って進んで行きましょう、 性急ですとスタート地点にまで立ち帰えって元の木阿弥になってしまいます、繰り返して行なう事で成功の得られる時でもあります、 この機に諦めていた事に再度挑戦してみるのも良いでしょう ◆入学◆ 一度では合格しません、3年浪人するつもりで予備校に行けば合格します。 ◆紛失物◆ 手に返ります、道で落とす場合が多いようですが良く捜すことです。 ◆運勢傾向◆ 沈滞していた運が次第に上昇してきます、古い事が復活するか新しい事が始まる時です。 ◆願望◆ 堅実に努力を重ねれば達成しますが、油断していると振りだしに戻ってしまいます。 ◆交渉◆ 話しを蒸し返すだけで埒が明きませんが再三再四交渉すれば成立します。 ◆事業◆ 旧業が復活しますが気を抜くと元の出発点にもどります、着実に伸長策を講じましょう。 ◆住居◆ 次第に住み心地がよくなります、改築・改修は吉ですが移転は取り止めたほうが良いでしょう。 ◆愛情◆ 春が訪れる兆候があります、また、別れた相手とよりが戻ります、ただ、こちらが熱心なほど先方は気乗りしていません。 ◆結婚◆ 婚期の遅れた人には朗報がありますが適齢期の縁談は円滑には纏まりません、別居は元の鞘に収まります。 ◆旅行◆ 同じ目的地へ再度の旅行をします。 ◆相場◆ 冴えなかった所に材料が生れて次第に注目され高値になってきます、高値の場合は安値に戻ります。 ◆健康◆ 腹痛、肝臓病、足の痛み、リウマチなど。 持病の多くは再発か再発の怖れが有るものです、長患いは回復に向かいます。 ◆出産◆ 安産、心配ありません。 ◆人物◆ 今は目立たないが将来有望な人物です、物事を始めては止め止めては始める傾向があります。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『不遠復、无祗悔、元吉』「とおからずしてかえる、くいにいたるなし、おおいにきち」 正しい道にから外れても、遠からぬうちに帰るので後悔することはない、大いに吉。 今は実力を蓄えて帰る準備をする段階です、自身の事を振り返って欠点や過ちを正しましょう。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『休復、吉』「よくかえる、きち」 よく正しい道に帰るので吉。 もう一度チャレンジする時です。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『頻復、持ル咎』「しきりにかえる、あやふけれどもとがなし」 しきりに帰る、危なっかしいが問題はない。 迷いに迷い意志が弱く気持ちが動揺しては失敗を繰り返す時です、じっくりと先を見通して動きましょう。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『中行独復』「ちゅうこうひとりかえる」 『中行』は行い当たる、すなわち正しい道、中道のこと。 正しい道に一人で帰る。 悪い仲間と手を切って、独立独歩でわが道に立ち帰る時です。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『敦復、无悔』「かえるにあつし、くいなし」 篤実なる心をもって帰る、悔いはない。 人に頼らず、自分の誠をもって対処していく時です。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『迷復、凶、有災[生/目]、用行師終有大敗、以其國君凶、至于十年不克征』 「かえるにまよう、きょう、さいせいあり、もってしをやればついにたいはいあり、 そのこっくんをもってするもきょう、じゅうねんにいたるもせいするあたわず」 『災[生/目]』は天災と人災、『師』は戦争のこと。 帰る道を迷い失う、凶、天災と人災に遭う、こうした者が戦争を行なえば大敗する、 国君の力を借りても凶、十年たっても敵を征伐することはできない。 正しい道に立ち帰るべき地雷復の時に、天道に背き、 自分の過ちを改めることをしなかった事への報いを受ける時です。 |