【地沢臨】 『ちたくりん』希望に燃えて出発する時です。 ≪運勢予報≫ 快晴。 ≪卦辞≫ 『臨、元亨利貞、至于八月有凶』 「りんはおおいにとおるていによろし、はちがつにいたりて、きょうあり」 ≪運勢≫ 『臨』は臨機応変の臨、臨むということ。 地沢臨の時、大いに通じる、貞正であれば良い、八月に至ると凶あり。 この卦は、上は地下は沢の卦で出来ています、これは一段高い所から低い沢を見下ろしている形です 地沢臨の卦象には二つの陽が在り次第に陽が盛んになることを示していますが、 悦びの徳を備える沢が、順の徳を備える地を潤すことを意味しており盛運に向っていく象を示している訳です。 実力を発揮し周囲に認められる時機が到来しました、行動在るのみですが反省する心を忘れると、思わぬ落とし穴に陥ります、 常に自分の足下をチェックすることが開運のポイントです。 ◆入学◆ 運も強く恵まれている時ですから、試験場で慌てないようにしましょう。 ◆紛失物◆ 外出時に落とした物が多く、特に雑踏の中で失くした物が多い時です。 ◆運勢傾向◆ 盛運の時で何事も活気に溢れていますが猛進して挫折する兆しもあります。 ◆願望◆ 望みが大きすぎたり急ぐと成りません、長期のことは切り上げ時が大切です。 ◆交渉◆ 柔和な態度をとれば成功しますが無理押しすると争い事が起こります。 ◆事業◆ 新しい事業は発展の兆しがあります、これまで不振だった事業が活況を呈して来ます。 ◆住居◆ 明るく居心地のよい住居です、新築も可です、移転も構いませんが性急に決めないことです。 ◆愛情◆ これまで恵まれなかった人には春が来て喜び一杯の時です、とはいうもののあまり猛進すると失敗します。 ◆結婚◆ 縁談が俄に起きて身辺多忙になります、先方の態度が曖昧ですが積極的に出ると功を奏します。 ◆旅行◆ 楽しい旅行です、交通事故には注意しましょう。 ◆相場◆ 騰勢の機運があって上昇をつづけますが、時には早耳のために性急に手を出して失敗する事があります。 ◆健康◆ 腹部の水、消化不良、嘔吐、便秘、浮腫、肺疾患、精神疾患、躁鬱病など。 これまで悪かった人は元気になり、亢進状態の場合は進行が早いでしょう。 ◆出産◆ 安産で母子共に健康です、医師の指示に従って下さい。 ◆人物◆ 若々しく積極的な意欲に満ちた人物です、多忙で交際が広く活動的です、柔和な面と騒々しい二面を持っています。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『咸臨、貞吉』「みなのぞむ、ていきち」 互いに感じて臨む、貞正にして吉。 心を一つにして協力して進む時です。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『咸臨、吉、无不利』「みなのぞむ、きち、よろしからざるなし」 互いに感じて臨む、吉でよろしい。 信頼が厚く、すべて順調に進みます。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『甘臨、无攸利、既憂之无咎』「あまくのぞむ、よろしきところなし、すでにこれをうれうればとがなし」 甘く臨んで、良いことはない、すでにこのことに気がついておれば問題はない。 口先だけで人に臨もうとしています、不実は失敗の元です。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『至臨、无咎』「いたりてのぞむ、とがなし」 至誠をもって臨む、問題はない。 真心溢れる態度が幸せを招きます、有能な協力者に一任しましょう。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『知臨、大君之宜、吉』「しりてのぞむ、たいくんのぎ、きち」 相手を知って臨む、王としてふさわしい、吉。 知恵ある人を選び、うまく用いる事で成功するでしょう。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『敦臨、吉、无咎』「のぞむにあつし、きち、とがなし」 篤実の心で臨む、吉で問題はない。 人情と誠の心で進みましょう。 |