【山雷頤】 『さんらいい』食うために正しい努力をする時です。 ≪運勢予報≫ 晴れ。 ≪卦辞≫ 『頤、貞吉、観頤自求口実』 「いはていきち、いをみてみずからこうじつをもとむ」 ≪運勢≫ 『頤』はあご、口のことで養うという意味、『口実』は食べ物のこと。 山雷頤の時、貞正にして吉、養う目的を見定めて食べ物を自ら正しく求めることだ。 山雷頤の時は、口に関連する事、例えば不用意な言葉から失敗を招いたり、或いは、飲食の付き合いで忙しい時です、 言動に慎むと共に、自分の生活態度を振り返って、腹八分の生活を心がけ、健康に気を配ることが大切です。 ◆入学◆ 合格します、競争者が多くても大抵は大丈夫です。 ◆紛失物◆ 箱の中・引出しの中・洋服ダンスの中を捜してみましょう。 ◆運勢傾向◆ 外面は盛大に見えて内面の乏しい相です、人間関係で対立が生じやすいので言動に注意してください。 ◆願望◆ 猛進してもらちがあきません、短期間に成果を望まず長期の方針を立てて下さい。 ◆交渉◆ 性急に事を運ぶと衝突して争い事が起きます。 ◆事業◆ 外見や体裁より内部の充実を図って下さい。 ◆住居◆ 改築は吉です、移転は障害があって実行できません。 ◆愛情◆ お互いに惹かれながらも意見のくい違いや反論が起きます、隠し事から不和やトラブルが起きるので注意しましょう。 ◆結婚◆ 双方とも積極的ですが話に嘘があったり大風呂敷のきらいがあったりと十分な調査が必要です。 ◆旅行◆ 準備を十分にしましょう、また、遠距離は支障が起きやすいでしょう。 ◆相場◆ 騰勢に転じ天井を打ったら再び急落といった乱高下の動きがあります、しかし材料をこなして上昇気運にあります。 ◆健康◆ 口腔の諸疾患、歯痛、歯根炎、胃のもたれ、食欲不振、脾臓、肝臓、腎臓の疲れ、胃腸の疾患など。 思ったより悪い状態で、一進一退して長引く恐れがあります。 ◆出産◆ 平安、食事には注意すること。 ◆人物◆ 大言壮語する人物で、頑固で負けず嫌い口論・議論好きな性格ですが、大物に見えて実力が伴いません。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『舎爾靈龜、觀我朶頤、凶』「万年を経た亀のように尊い自分の心を捨て、他のものを見上げて、もの欲しげにするのは凶」 隣の花が美しく見える時です、他人ばかり羨む事は止めることです。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『顛頤、拂経、于丘頤、征凶』「さかしまにやしなう、つねにもとる、きゅうにおいてやしなわる、ゆけばきょう」 『顛』はさかさま、『経』は常、『拂』は背く、『丘』は上爻の陽のこと。 さかさまに養われるのは常道に背く、上の人に養ってもらおうといけば凶。 人に期待したり、人に養われることを望むようでは駄目です。まず自立しましょう。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『拂頤、貞凶、十年勿用、无攸利』「やしないにもとる、ただしけれどもきょう、じゅうねんもちうるなかれ、よろしきところなし」 『拂』は背くこと。 山雷頤の道に背く、貞正であっても凶、十年間、事を行ってはならない、良いことはない。 他人のスネをかじっていながら不満の多いあなた、考え方が真逆です。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『顛頤、吉、虎視々眈、其欲々、无咎』「さかしまにやしなう、きち、こしたんたんそのよくちくちくたればとがなし」 『顛』はさかさま、『眈々』は野心を持って狙うこと、『遂々』はたくましいこと。 さかさまに下の者に養われる、吉、虎が獲物に狙いをつけてじっと見張っているように、求める心がたくましければ問題はない。 今に見ておれと虎視眈々と構える時です、根気よく油断することなく進めば徐々に希望が通じます。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『拂経、居貞吉、不可渉大川』「つねにもとる、ていにおればきち、たいせんをわたるべからず」 『経』は常、『拂』は背くこと。 常道に背く、貞正さを守れば吉、大川を渡ってはならない。 力のない時ですから、野心を起こさずに上司などに従いましょう。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『由頤、視g、利渉大川』「よりてやしなう、あやうけれどもきち、たいせんをわたるによろし」 万民が頼ってきて、これを養う、責任が重く危ういけれども吉、大川を渡っても良い。 生活力が旺盛な時です、人に頼られ世話や苦労も多いでしょうが誠意をもって応えることです。 |