【山天大畜】 『さんてんたいちく』大いに蓄積ができた時です。 ≪運勢予報≫ 快晴。 ≪卦辞≫ 『大畜、利貞、不家食吉、利渉大川』 「たいちくはていによろし、かしょくせずきち、たいせんをわたるによろし」 ≪運勢≫ 『畜』はとどめる、蓄積すること。 山天大畜の時、貞正であれば良い、家で飯を食うのではなく、世間に打って出て吉、大川を渡っても良い。 山天大畜の時は、蓄積基盤のできた時ですが、さらなる飛躍に備えさらに実力・知識を蓄えるべきです、 外に出て社会の荒波に大いにもまれるべきです、そして、蓄えた実力を発揮する日の到来を待ちましょう。 ◆入学◆ 高校・大学にはよい卦です、一流校を狙って下さい。 ◆紛失物◆ 大抵は家の中です、大きい物の下に入っているか洋服ダンスや大きい机の引出しなどを見て下さい。 ◆運勢傾向◆ 飛躍に備えて実力を養成し研鑽に努めるべきです、積極策に出て無理に強行すると挫折し失敗します。 ◆願望◆ 力量や財力を蓄積するのは吉、円滑な進展はありませんが好機を待てば発展が望めます。 ◆交渉◆ 先方と意見が合わず進展しませんが時が経てば成立します。 ◆事業◆ 新規は発展します、拡充策より内部を強化するべき時です。 ◆住居◆ 新増築は良くありません、改築は吉、移転は見合わせましょう。 ◆愛情◆ 積極的になっても効果はありません、障害があって進展しにくい状態ですが将来性のある仲です、焦りは禁物です。 ◆結婚◆ 結婚適齢期を過ぎてから機会がきます、支障があって円滑に進展しませんが時を待てばまとまります。 ◆旅行◆ 取りやめたほうが無難です、十分準備をした旅行は差し支えありません。 ◆相場◆ 有望銘柄で大いに騰勢材料を秘めていますが、当分は伸び悩んで動きません、長期に続けると有利です。 ◆健康◆ 頭痛、頭重、頭の打撲、胸部、背中の疼痛、下腹の膨満、便秘、不食、腫物、血行障害など。 病勢は急に悪化はしませんが、持病化しないよう用心が肝要です。 ◆出産◆ 胎児が大きくそのため産期が遅れがちです。 ◆人物◆ 篤実剛健な男性的性格の人物です、勤勉努力型で才知・力量・財力を築きます、大望を抱いており内に実力・行動力を秘めています。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『有似已』「あやうきありやむによろし」 『已』は止まること。 まだ危なっかしいところがあるので、天下に打って出てはならない。 機が熟していないので、まず内面の充実を図ることです。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『輿説輹』「よふくをとく」 『輿』は車、『輹』は車軸のこと。 車の車軸を外して車を止める。 実力が蓄えられてきても、今は踏み止まって現状を維持することです。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『良馬遂、利艱貞、日閑輿衛、利有攸往』「りょうばおう、かんていによろし、ひびによえいをならえばゆくところあるによろし」 『艱貞』は困難に耐えて貞正を守ること、『輿衛』は天子の車を守護する武術のこと。 馬に乗って懸命に走る、困難に耐えて貞正を守るが良い、毎日武術の練習をする。進んで良い。 実力にさらに磨きをかける努力をすることで上の人に大いに認められる時です、今の頑張りが後に実となり花となります。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『童牛之[牛告]、元吉』「どうぎゅうのこく、げんきち」 [牛告]は角木のこと。 子牛のツノに角木を縛りつけ、突き当たる危険を予防する、大いに吉。 多少の束縛はあっても、とんとん拍子に事が運ぶ時です。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『[豕賁]豕之牙、吉』「ふんしのがきち」 『[豕賁]』は去勢した猪のこと。 去勢したいのししは、牙が残っていてもおとなしくて危害を加えることはない、吉。 実力のある人でも無理なく従わせうる時です。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『何天之衢、亨』「なんぞてんのくなる、とおる」 『衢』は四方八方へ通じる要路のこと。 天の要路を四方八方へかけめぐる、通じる。 じっくり蓄積してきたものを思う存分発揮し長い間希望してきた事を叶える時です。 |