【水山蹇】 『すいざんけん』冬山で遭難したような時です。 ≪運勢予報≫ 台風。 ≪卦辞≫ 『蹇、利西南、不利東北、利見大人、貞吉』 「けんはせいなんによろし、とうほくによろしからず、たいじんをみるによろし、ていきち」 ≪運勢≫ 『蹇』はゆきなやむこと。 水山蹇の時は平坦な西南「坤・地」方位に行くのが良く、険しい東北「艮・山」方位に行くのはよろしくない、 有識者に相談することだ、貞正にして吉。 蹇の字は、文字どおり寒さに足が凍えて進めない状態を表わしています、 この卦の上卦には水があり、進めば水流に巻き込まれ、あるいは穴の底に落ち込みます、 また、下卦には山があり、退いても険しい山に立ち塞がれ、進退に窮します、 このように、水山蹇の時は動けば危険に遭遇し、どうにも進むことのできない時です。 今は止まって反省し、時の至るまでひたすら徳を積むことです、 謙虚にして従順に目上の人の意見に従いましょう。 ◆入学◆ 一流校は実力不足です、実生活に役立つ学校ならば良いでしょう。 ◆紛失物◆ 物の間に挟まっている場合が多く、押入れの中とか薄暗い所に置き忘れている場合があります。 ◆運勢傾向◆ 運気に恵まれず順調な進展がみられません、環境を十分に分析し進退を考慮すべきです、 苦労・困難の多い時なので現状を守ったほうが無難です。 ◆願望◆ 渋滞の時で計画実行は延ばすべきです、人間関係を円滑にして次の機会を待ちましょう。 ◆交渉◆ 難題があって交渉は進展しません。 ◆事業◆ 前途多難で順調に事が運ばず損失も多い時ですが。 ◆住居◆ 環境が悪いか老朽化しています、改築したくても思うようにならず移転も円滑に行きません。 ◆愛情◆ 思い通りに進展せず憂鬱な時です、中傷・妨害などで障害が起きます、耐えてチャンスの到来を待つことです。 ◆結婚◆ 事情、条件が悪く纏まりませんが、強いて纏める縁ではないので事情が好転するまで待ちましょう。 ◆旅行◆ 思いがけない事件に巻き込まれ旅先で難儀します、取り止めた方が無難です。 ◆相場◆ 小さな動きですが上昇ままならず性急に事を進めると損をします、長期方針なら持続も良いでしょう。 ◆健康◆ 足の怪我、歩行困難、指、背、腰、関節の痛み、消化不良、腎臓、泌尿器科の疾患、性病など。 持病化したものが多く長引きますが重篤にはならないでしょう。 ◆出産◆ 何かと障害、難儀が生じます、妊婦は無理は禁物です、外出には注意しましょう。 ◆人物◆ やる気は有りながら障害に遇って成果があがりません、住所・職業に悩みがあり経済力に乏しく動きのとれない人です。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『往蹇來譽』「ゆけばなやみきたればほまれあり」 『進めば困難にあい、退けば誉を受ける。 退いて時を待つ時です。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『王臣蹇々、匪躬之故』「おうしんけんけん、みのこにあらず」 『蹇々』は困難苦労の多いこと。 大臣が悩み苦しみつつ事に当るが、一個人のためではなく国のためである。 人のために身を粉にして働く時です、腹を据えて献身の精神に徹することです。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『往蹇來反』「ゆけばなやみきたればかえる」 『反』は自分の内に帰ること。 進めば困難に遭い、退いて守れば安きを得る。 本分を守って内部を固める時です。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『往蹇來連』「ゆけばなやみきたればつらなる」 進めば困難に遭うので、退いて仲間と協力する。 退いて友人と協力する時です。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『大蹇朋來』「おおいになやみともきたる」 大きな困難に遭い苦しむが、同志が来て助けてくれる。 有力な助っ人の現れる時です。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『往蹇來碩、吉、利見大人』「ゆけばなやみきたればおおいなり、きち、たいじんをみるによろし」 『碩』は大なること。 進めば困難に遭うが、退いて守れば大きな功績を得る、吉、有識者に相談することだ。 苦しかった時が去りつつあります、援助を得られる時です、有識者に相談の上で事に当たりましょう。 |