【無料】占い・開運・相性・ゲーム〜夢公方易の解説(【水雷屯】)
【水雷屯】
『すいらいちゅん』生みの苦しみに耐え忍ぶ時です。
≪運勢予報≫
大雨。
≪卦辞≫
『屯、元亨利貞、勿用有攸往、利建侯』
「ちゅんはおおいにとおるていによろし、ゆくところあるにもちうるなかれ、こうをたつるによろし」
≪運勢≫
『屯』は伸び悩むこと。
水雷屯の時、大いに通じる、貞正であれば良い、今は進んではならない、諸侯にやってもらうのが良い。
この卦は、早春にく積もった雪「水」の下から若芽「雷」が必死に出ようとしているのですが、
雪の重圧に遮られて立ち往生している姿で万事タイミングが悪い状況を示しています。
水雷屯の時にやるべき事があれば自ら手を下さずに人に任せ、自身は動かずじっと我慢の時です。
◆入学◆
現状では無理です、今後、半年間の勉強いかんによっては可能性が出て来ます。
◆紛失物◆
なかなか見つかりにくい時です、外の物は見つかりますが、内に在る物が捜しにくいときです。
◆運勢傾向◆
万事新規に始めるか再出発の時ですが未だ好機ではありません、困難が伴うでしょう。
◆願望◆
達成までは苦労しますが、良き協力者や助言者に従うと望みがかないます。
◆交渉◆
無理に進んでは相手の策略に陥ります、解決までには時間がかかります、じっくりと腰を据えましょう。
◆事業◆
新しい事業は今の苦労が先々実ります、従来の事は頭打ち状態で前進しません。
◆住居◆
住居について悩みのある時ですが、新築は避けましょう。
◆愛情◆
心に思うばかりで意のままになりません、障害が在り、人目を忍んで会う仲ですので良き協力者が必要となります。
◆結婚◆
あえて纏めるほどの縁談ではありません、期が熟していないし周囲の助けも無く思うように進展しません。
◆旅行◆
旅先でトラブルの起きやすい時なので、他の機会にしたほうが無難です。
◆相場◆
環境、材料ともに悪い状態です、しかし底が堅く、騰勢になりしだい上昇します、但し油断は禁物です。
◆健康◆
溜飲、食滞、腎臓、婦人は血の道、下痢、小児の風邪、歩行困難な病気など。
初めは症状がはっきりしなくて急変はしませんが長引きます。
◆出産◆
男児を懐妊しますが難産です。
◆人物◆
才能はありますがまで世に出ていません、下積で苦しみます、創業者、発明、発見家です、
最後には抜群の力を発揮しますが、辛抱しきれずに飛びだしてしまいます。
≪初爻の爻辞と対処法≫
『磐桓、利居貞、利建侯』「ばんかんたりていにおるによろし、たてられてこうたるによろし」
『磐桓』とは大きな石のこと。
大きな石のようにどっしりと動かずに貞正を守るのが良い、諸侯「地方の責任者」ぐらいが良い。
才能があっても今は中央を目指さず、現状で努力すべき時です。
≪二爻の爻辞と対処法≫
『屯如、?如、乗馬斑如、匪寇婚媾、女子貞不字、十年乃字』「ちゅんじょてんじょ、うまにのりてはんじょ、
あだするにあらず、こんこうせんとす、じょしていにしてじせず、じゅうねんにしてすなわちじす」
『屯如』『?如』『斑如』は、行ったり来たり、うろうろすること、『寇』は敵、賊のこと、『字』は結婚すること。
馬に乗ってうろうろと近寄ってくる男がいる、敵ではなく求婚しにきたのだ、
しかし、女子は貞操固く結婚しない、十年後に結婚する。
不遇の時が長く続きますが、今は動き回らず力をつけるべきです、苦しくとも安易な方向を選ばないことです。
≪三爻の爻辞と対処法≫
『即鹿无虞、惟入于林中、君子幾不如舎、往吝』「ろくにつきてぐなし、
ただりんちゅうにいる、くんしほとんどすつるにしかず、ゆけばりん」
『虞』とは案内人のこと。
鹿狩に行ったが、案内人が居ない、林の中に迷い込んだ、君子たるもの、
こんなことはやめたほうが良い、これ以上進んだら恥をかくことになる。
何事も深追いしないが一番の時です。
≪四爻の爻辞対処法≫
『乗馬班如、求婚媾往吉、无不利』「うまにのってはんじょ、こんこうをもとむゆけばきち、よろしからざるなし」
『班如』とは、うろうろすること。
馬の乗ってうろうろしていたら、求婚してくる者がいる、これは進めて良い、よろしい。
協力が大切な時、人に求められて行なうことは良いでしょう。
≪五爻の爻辞と対処法≫
『屯其膏、小貞吉、大貞凶』「そのこうをちゅんす、しょうていはきち、だいていはきょう」
軟膏を塗ったところ、全体にきれいに塗れず、一ヶ所に固まってしまった、小さい事は吉であるが、大きな事は凶。
何事も思うように進まない時です、今は大きな事に手を出さないことです。
≪上爻の爻辞と対処法≫
『乗馬班如、泣血漣如』「うまにのりてはんじょ、きゅうけつれんじょたり」
『漣如』はひっきりなしに泣くこと。
水雷屯の動いていけない時に馬に乗ってうろうろしていたからバチが当たったのだ、血の涙をながして泣き叫んでいる。
孤立無援の状態です、しかし、悲しみのどん底の今を耐え抜けば道が開けてきます、あと少しの辛抱です。