【風火家人】 『ふうかかじん』家内安全第一の時です。 ≪運勢予報≫ 晴れ。 ≪卦辞≫ 『家人、利女貞』 「かじんはじょのていによろし」 ≪運勢≫ 『家人』は一家の人の意味。 風火家人の時は、女性が貞節をもって家を治めるのが良い。 この卦は五爻に陽、二爻に陰があり、どちらも中正を得ています、 五爻は外でバリバリ働く夫であり、二爻は家をしっかりと守る妻であり、互いに協力し合うことで家庭は調和がとれ、 結束力が強まります、風火家人の時は、家庭を大切にして、また内部に目を向けるべき時です。 新規の事を行うよりも本業を守り、協調性や結束力を大切にするべきです、 家庭内に問題が起こりやすい時ですが、主婦の力がものをいいます、 概して女性の協力や家族の協力が得られると順調に事が運ぶ時です。 ◆入学◆ 意欲に欠けています、もう少し間違いを少なくする必要があります。 ◆紛失物◆ 家庭内の場合が多く、たいていは戻ります。 ◆運勢傾向◆ 現状維持が肝要です、何事も分相応に止め、背伸びや独立独行は不利です、外に向かうより家庭の平安に心がけましょう。 ◆願望◆ 大望を願う時ではありません、人間関係の円滑を計り地道に進めるのがよいでしょう。 ◆交渉◆ 柔和な話し合いが行われる時で、温情を以って進めれば成立します。 ◆事業◆ 新しい仕事はいけません、規模を小さく手堅くやるべきです。 ◆住居◆ 現状に満足すべき時です、新築・増改築は控え、移転も先に延ばしましょう。 ◆愛情◆ 相思相愛の仲で地味ながらも堅実に進展します、異性運には恵まれる時ですが、三角関係に陥る危険があります。 ◆結婚◆ 平凡な縁ですが楽しく平穏な家庭を築く良縁です、高望みをすると纏まる縁も纏まらなくなるので注意しましょう。 ◆旅行◆ 見合わせて次の機会に延ばすほうが無難です。 ◆相場◆ 激しい値動きはなく平静です、始めは高いが後で浮動定まらず大利は望めません。 ◆健康◆ 熱病、さむけ、心臓病、眼病、腫物、脚気、痔、精力減退、経水不順など婦人の諸病。 病勢は次第に悪化します、余病に注意すること。 ◆出産◆ 母体の健康、過労に注意すれば平穏です。 ◆人物◆ 男性は家庭的で情深いが活気・覇気に欠け大事を成すには力不足です、 女性は家庭的で従順で良妻賢母型です、異性問題に注意を要します。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『閑有家、悔亡』「ふせぎていえをたもつ、くいほろぶ」 門を閉じて家を守れば、悔いはなくなる。 厳重な戸締まりと同様に丹念な準備を怠らずに内部を固めるべき時です、物事は最初に締めることが肝腎です。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『无攸遂、在中饋、貞吉』「とぐるところなし、ちうきにあり、ていきち」 『中饋』は台所仕事のこと。 自分を立てて通そうとしない、台所の仕事を怠らない、貞正にして吉。 本業に専念する時です、役割を分担しましょう。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『家人〓々、悔視g、婦子嬉々、終吝』「かじんかくかく、あやうきをくいればきち、ふしきき、ついにりん」 『〓々』は口やかましいこと、『嬉々』は笑い楽しむこと。 家族に口やかましく接すれば波風が立つが、行きすぎを反省すれば吉、 また、女子どもがきゃあきゃあ笑ころげるような節度のなさでは、結局は恥ずべきことになる。 内部に乱れが出てくる時です、上手く締める事が肝要です。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『富家、大吉』「いえをとます、だいきち」 家が豊かになる、大吉。 家業に専念して大利を得る時です。穏和な路線を守りましょう。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『王假有家、勿恤、吉』「おうゆうかにいたる、うれえるなかれ、きち」 王様が家を治める、心配しなくとも良い、吉。 家庭が安定し円満で運気も好調な時です。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『有孚、威如、終吉』「まことあり、いじょたれば、ついにきち」 『威如』は威厳があること。 誠があって、しかも威厳がある、最終的には吉。 常に反省しつつ締めていけば繁栄は継続することでしょう。 |