【風沢中孚】 『ふうたくちゅうふ』真心が人を動かす時です。 ≪運勢予報≫ 快晴。 ≪卦辞≫ 『中孚、豚魚吉、利渉大川、利貞』 「ちゅうふはとんぎょきち、たいせんをわたるによろし、ていによろし」 ≪運勢≫ 『中孚』は誠、真心ということ。 風沢中孚の時、豚や魚にまでその誠が及んで吉、大川を渡っても良い、貞正であれば良い。 この卦は口「沢」と口が上からと下からと向かい合っている姿です。 誠が通じて親しみ合っています、すなわち、いかなる困難にも揺るがない固い絆で結ばれた相思相愛の姿です。 風沢中孚の時は心を開いて誠意をもって行なえば、相手にも天にも伝わり、万事順調に進みます、 万事、我を張らずに和を大切にして事に当たるべきです。 ◆入学◆ まちがいなくパスします。 ◆紛失物◆ 見つかります、置き忘れた物が多いときで拾った人が隠している場合がありますが、後で戻るでしょう。 ◆運勢傾向◆ 誠心誠意をもって事にあたるべきで邪心は運気を逃します、 人間関係が大切な時で対話を円滑にすることで開運します、火災に注意すること。 ◆願望◆ 人格品性のいかんが大いに影響します、肝胆相照らす仲の人と共同すると大いに吉です。 ◆交渉◆ 誠意をもって話しかければ成立します。 ◆事業◆ 利己的であったり独善的にやると衰退します、部下や使用人との人間関係を大切にするべき時です。 ◆住居◆ 外観はよいが内部に不満があります、改築はよいでしょう、移転しても今より良くはなりません。 ◆愛情◆ 相思相愛の仲で恋愛の喜びが満喫できます。 ◆結婚◆ お互いに誠意をもってまとめる縁です、意気投合してお互いに親しい感情を抱きます。 ◆旅行◆ 出かけてもよいでしょう、平穏で楽しい旅になります。 ◆相場◆ 情報に敏感に反応して動く時です、突破口を抜ければ急速に上昇歩調をとり高値となります。 ◆健康◆ 心臓病、熱病、眼病、胸部疾患、便秘、性器の疾患、婦人病など。 熱を伴いながら病勢がつのり、回復困難になることがあります。 ◆出産◆ 初期は夫婦生活をコントロールすること、後は平穏です。 ◆人物◆ 誠実で温情深い人です、情熱的で美的センスがあり聡明です、異性関係の多い人で周囲の注目を浴びます。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『虞吉、有它不燕』「はかればきち、だあればやすからず」 『虞』はよく考えること、『它』は他に心を移すこと。 よく考えれば吉、他に心を移せば安きを失う。 本業を固く守る時です、心変わりは禁物です。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『鳴鶴在陰、其子和之、我有好爵、吾興爾靡之』「めいかくいんにあり、 そのここれにわす、われにこうしゃくあり、われなんじとこれをともにせん」 『爵』は盃のこと。 親鶴が山陰から鳴けば、子鶴もそれに応じて鳴く、 ここに、うまい酒を盛った盃がある、ともにこの酒を飲み交わそうではないか。 以心伝心の時です、喜びも利益も人と分かち合うことが大切です。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『得敵、或鼓、或罷、或泣、或歌』「てきをえて、あるいはつつみうち、あるいはやみ、あるいはなき、あるいはうたう」 敵が現れた、太鼓を打ち鳴らす、急にやめる、あるいは、泣いたり、歌ったりする。 心が不安定でヒステリックな状態です、何事も中途半端に終わるので冷静になって進んで事を行わないことです。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『月幾望、馬匹亡、无咎』つきぼうにちかし、うまのひつうしなう、とがなし」 『望』は満月のこと、『匹』は仲間のこと。 月が満月に近い、馬がその連れ合いを失う、問題はない。 良くない仲間とは縁を切りましょう、私事より公事、私利より公益を優先すべき時です。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『有孚攣如、无咎』「まことありれんじょ、とがなし」 『攣如』は手を取り合うこと。 誠があって手を取り合うようにしっかりと心を合わせて相親しむ、問題はない。 良きパートナーを得て心を一つにする時です、協調を旨とすることです。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『翰音登于天、貞凶』「かんいんてんにのぼる、ただしけれどもきょう」 『翰音』は鶏のこと。 ろくに飛べない鶏は天に昇ってもすぐ落ちる、貞正であっても凶。 実力に乏しいのに高望みし長続きしない時です、分をわきまえる必要があります。 |