【無料】占い・開運・相性・ゲーム〜夢公方易の解説(【雷山小過】)
【雷山小過】
『らいざんしょうか』身の程を知って進む時です。
≪運勢予報≫
晴れたり曇ったり。
≪卦辞≫
『小過、亨、利貞、可小事、不可大事、飛鳥遺之音、不宣上宣下、大吉』
「しょうかはとおる、ていによろし、しょうじにかなり、だいじにかならず、
ひちょうこれがいんをのこす、のぼるによろしからずくだるによろし、だいきち」
≪運勢≫
『小過』は少しすぎること。
雷山小過の時は通じる、貞正であれば良い、小事は良いが大事を行なうのはよろしくない、
鳥が高く飛び去り、その音のみが後に残る、あまり上に昇りすぎると行き場を失い、下ると安んずる場を得られる、
こうした謙虚な心がけであれば、大吉。
雷山小過の時は、大きな事を望む事は禁物で、身の程を知って進むことが大切です。
この卦が出たら、少しうやうやしすぎるぐらいに低姿勢で過ごすことがポイントです。
またこの卦は、上卦と下卦が背を向け合う形で、心が離れるような内部分裂、仲違いの状態を示しています、
少し過剰なくらいの愛と思いやりをもって低姿勢で進みましょう。
◆入学◆
まず無理でしょう。
◆紛失物◆
盗難にあっています、もどってきません。
◆運勢傾向◆
とかく背伸びをし望外の行動に走りやすい時でそのために進退がきわまることがあります、小事はよいが大事は悪い時です。
◆願望◆
実力を十分に発揮でず行きすぎから挫折転落します、進むよりも退くことが大切です。
◆交渉◆
互いに自説を主張して分裂しまとまりません。
◆事業◆
控え目にやる時で、拡張や拡大は失敗します。
◆住居◆
住み心地の悪い家です、移転すべきですが今はよくありません、好機を待ち場所を選定しておきましょう。
◆愛情◆
何事も行きすぎていさかいが起きます、高望みをすると愛情が冷えます、明朗で寛大な姿勢が大切です。
◆結婚◆
互いの条件や考え方が背反してまとまりません、また強いてまとまとめる縁でもありません。
◆旅行◆
取りやめるほうが無難です、交通事故や衝突、転落事故などが起きがちです。
◆相場◆
高下まちまちの動きで見通しは困難です、小材料で高騰しますが思わぬときに下落する難しい相場です。
◆健康◆
精神疾患、脊髄疾患、胃癌、腎臓、膀胱、下痢など、病は深く治療は長引きます。
◆出産◆
初期にはよいが不摂生で母体を害するか、予定日が遅れます。
◆人物◆
分不相応の猛進をして災害をうけたり計略に掛るタイプで他者と背反して親しくなれない性格です、
ケンカなどの果て傷害をうける危険があり、明朗性、快活性に乏しい人物です。
≪初爻の爻辞と対処法≫
『飛鳥以凶』「ひちょうもってきょう」
鳥がひたすら高く飛ぼうとする、凶。
柄もわきまえずに高い地位や一攫千金ばかりを夢見て、破滅に至る時です。
≪二爻の爻辞と対処法≫
『過其祖、遇其妣、不及其君、遇其臣、无咎』「そのそをすぎてそのひにあう、そのきみにおよばず、そのしんにあう、とがなし 」
『祖』は祖父、『妣』は祖母のこと。
祖父の前を通り過ぎて祖母に会う、君主に直接会わずに、その臣下に会う、問題はない。
控え目に行動し目上の人を尊重するべき時です、直接当たるより代理人に当たったほうがうまくいきます。
≪三爻の爻辞と対処法≫
『弗過防之、從或壯之、凶』「すぎずしてこれをふせぐ、したがわばあるいはこれにそこなわる、きょう」
『壯』は傷害を被ること。
出すぎないようにして防ぐ、人に従えば傷つけられる、凶。
外からもたらされる災難や迷惑に備える時です、悪い仲間との関係を絶ち誘惑から身を守りましょう。
≪四爻の爻辞対処法≫
『无咎、弗過遇之、往歯K戒、勿用、永貞』「とがなし、
すぎずしてこれにあう、ゆけばあやうしかならずいましめよ、もちうるなかれえいてい」
問題はない、出すぎることなく応じる、進んで応じれば危ういので、必ず用心することだ、同じ態度を固持してはならない。
むやみに人を信用してはならない時です、進んで事を起こすべからず。
≪五爻の爻辞と対処法≫
『密雲不雨、自我西郊、公弋取彼在穴』「みつうんあめふらず、わがせいこうよりす、こうよくしてかのあなにあるをとる」
『弋』は矢に糸をつないで鳥を捕らえる道具のこと。
西郊より密雲をなしてもまだ雨が降ってこない、公が糸のついた矢を放って穴の中に潜む獲物を獲るように、良い家臣を探し当て る。
何事もスムーズに進まない時です、隠れた人材を探し出して協力を求めることです。
≪上爻の爻辞と対処法≫
『弗遇過之、飛鳥離之、凶、是謂災[生/目]』「あわずしてこれにすぐ、ひちょうこれにかかる、きょう、これをさいせいという」
『災[生/目]』は天災と人災のこと。
図に乗ってやりすぎた、飛ぶ鳥が網にかかるのと同じで凶、これを天災、人災というのだ。
人の意見に耳を貸さず調子に乗って突き進み、仕掛けられた罠や深みに自らはまる時です、
身の程を知り、目を覚ますことが必要です。