【火地晉】 『かちしん』出世階段を勢いよく昇る時です。 ≪運勢予報≫ 快晴。 ≪卦辞≫ 『晋、康侯用錫馬藩庶、晝日三接』 「しんはこうこうもちいてうまをたまうはんしょ、ちゅうじつみたびせっす」 ≪運勢≫ 『晋』は進むこと、『康侯』は国を治める諸侯、『藩庶』は多いこと、晝日』は日中のこと。 火地晋の時、康侯がその功績により多くの馬を賜わり、一日に三回も接見を許される。 この卦は、地の上に太陽「火」が昇る姿で、太陽が中天に昇姿を表し、やる気満々、運気も勢いよく上昇します。 火地晋の時は前途が明るく、すべて順調に進む時です、この勢いに乗じて積極的に打って出るべきです。 ◆入学◆ 目的校に入学できるでしょう、好調にいくときですが、気持ちが奢ればつまづきがあります。 ◆紛失物◆ 急いで捜せば見つかるります、家出人などは警察の手で行方が判明するときです。 ◆運勢傾向◆ 沈んでいた気運が向上・進展し、これまでの努力が実って認められるときです。 ◆願望◆ 宿題達成のときです、中間の妨害・障害に注意して堅実に努力することが大切です。 ◆交渉◆ 柔和な態度で接すれば成立します、相手の気の変わらぬ内に迅速に取り決めましょう。 ◆事業◆ 新規規事を始めるよい機会です、内部の充実を図れば成果はもっと大きくなります。 ◆住居◆ 吉慶、朗報があります、新築、改築、改装などいずれもよいでしょう。 ◆愛情◆ これまで恵まれなかった人には希望が生まれます、対話を大切にして、明朗活発な態度や美しい粧いも大事ですが、 あまり気を多くすると親しい人と別れることになりかねません。 ◆結婚◆ 待望の縁談で申し分のない良縁ですが気持ちの先走りには要注意、積極的に話をまとめる努力が大切です ◆旅行◆ 楽しい旅行です。 ◆相場◆ これまで冴えなかった場合は人気集中して上昇歩調をとるがエネルギー乏しく天井は早く来るでしょう。 ◆健康◆ 頭痛、熱病、日射病、風邪の熱、さむけ、心臓疾患、腫物、流行病、伝染病など。 病状は次第に悪化しますので、急変に注意。 ◆出産◆ 安産です。 ◆人物◆ 下積みの努力が結実して脚光を浴びた人です、才知があり人に好かれる人物です。 名声はありますが財運が伴いません、文才があり美的感覚に優れています。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『晋如、摧如、貞吉、罔孚、裕无咎』「しんじょ、さいじょ、ていきち、まことなし、ゆたかにしてとがなし」 『晋如』は進むこと、『摧如』は阻まれ進めないこと、『罔』は無の意味。 進もうとしても進めない、貞正にして吉、信頼を得られなくても心に余裕を持っていれば問題はない。 妨害がある時ですが、焦らず心を大きく持って、チャンスが訪れる日を待つましょう。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『晋如、愁如、貞吉、受茲介福于其王母』「しんじょ、しゅうじょ、ていきち、このかいふくをそのおうぼにうく」 『晋如』は進むこと、『愁如』は愁い止まること、『介』は大きいこと。 進もうとしても心配で進めない、貞正にして吉、王母がヒイキにしてくれて大きな幸せを受ける。 目上の引き立てが得られます、諦めていたところに思いもかけない幸運が転がり込む事もあります。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『衆允、悔亡』「しゅうまことす、くいほろぶ」 『允』は誠の心のこと。 仲間から信頼されて悔いがなくなる。 周囲があなたを認めて信任してくれます、支持と協力を得て発展する気です。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『晋如、〓鼠、貞氏x「しんじょ、せきそ、ただしけれどもあやうし」 『晋如』は進むこと、『〓鼠』は大きな鼠のこと。 大ねずみのように貧欲に進む、貞正にしていても危うい。 欲にかられて動けば不正や腐敗の渦中に置かれます、欲を捨て身の安全を図りましょう。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『悔亡、失得勿恤、往吉、无不利』「くいほろぶ、しっとくうれうるなかれ、ゆけばきち、よろしからざるなし」 悔いがなくなる、損得を気にせず進めば吉、よろしい。 目先の損得に構わず押しの一手で進めば成功します、障害に屈したり、高嶺の花とハナから諦めないことです。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『晋其角、維用伐邑、視g、无咎、貞吝』「そのかくにすすむ、これをもちいてゆうをうつ、 あやうけれどもきち、とがなし、ただしけれどもりん」 『邑』は村のこと。 頂上まで登りつめた、村の内乱を鎮圧する。 危ういけれども吉、問題はない、ただし貞正であっても、力による内部の粛清は恥ずべきことである。 これ以上間口を拡げてはいけません。 |