【火風鼎】 『かふうてい』天下に堂々と存在する時です。 ≪運勢予報≫ 快晴。 ≪卦辞≫ 『鼎、元吉、亨』 「ていはげんきち、とおる」 ≪運勢≫ 『鼎』はかなえ、煮炊きする三本足の器のこと、安定の意味。 火風鼎の時、大いに吉、通じる。 どっしりと安定しているということから、「かなえ」は政治や地位の安定、安泰を示す言葉として広く用いられています。 火風鼎の時には、三本足により安定を得られることから、安定のための協調性が求められ、協力が成功の鍵になる時です。 経営者、従業員、消費者間の調和がとれて順調な時で、会社の発展に大いに寄与します。 ◆入学◆ 先輩・知人に運動すればよい結果をみます。 ◆紛失物◆ 小さなものは出にくいでしょう、金属製のものとか、大きい品物なら見つかります。 ◆運勢傾向◆ 旧事を除いて新事を採用する時です、新しい人間関係も生じます、三人で共同事業を始める意味もあります。 ◆願望◆ 十分に調査し慎重に検討しましょう、独立独行や軽挙妄動は失敗のもとです。 ◆交渉◆ 多くは先方と意気投合しますが、無理押しすると問題が発生します。 ◆事業◆ 社内整備、環境整備が効果を発揮します、人材登用の好機でもあります。 ◆住居◆ 内部の改装、改築などは吉、移転は凶です。 ◆愛情◆ 安定しているようです、恋愛はおたがいの真心が通じて結ばれますが、第三者の介入で波乱の危険があります。 ◆結婚◆ 豊かな恵まれた良縁ですが、性急にまとめようとして異論が出て紛糾しかねません。 ◆旅行◆ 心身ともに収穫の多い旅です。 ◆相場◆ 高値圏内でもみあいながらも安定します。 ◆健康◆ 眼病、心臓病、胸部疾患、発熱、伝染性熱病、全身の浮腫、精神疾患、中風、胃病、食あたりなど、病勢は変動します。 ◆出産◆ 無事出産。 ◆人物◆ 聡明にして知恵があり地位もある人物です、新しいことについて吉慶のある人で、食通・食道楽の人です。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『鼎〓趾、利出否、得妾以其子、无咎』「ていあしをさかさまにす、あしきをいだすによろし、 しょうをえてそのこをもってす、とがなし」 『〓』はさかさまのこと。 鼎の脚をさかさまにして、汚物を出すのが良い、妾をもらって、その子を得て問題はない。 役に立たないものを一掃し、古い問題を解決する時ですが まず、新しいものを取り入れる前に内部を整えることが大切です。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『鼎有実、我仇有疾、不我能即、吉』「ていじつあり、わがあだやまいあり、われにつくあたわず、きち」 『我仇』は敵、『疾』は嫉妬のこと。 こちらは実力が充分にある、それを我が敵が嫉妬する、結局、こちらに近づくことが叶わず吉。 足手まといになる事柄が身近に存在する時です、行動を慎むみましょう。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『鼎耳革、其行塞、雉膏不食、方雨虧悔、終吉』「ていのみみあらたまる、そのこうふさがる、きじのあぶらくらわれず、 まさにあめふらんとしてくいをかく、ついにきち」 鼎の耳がとれ、持ち上げられずに、雉の脂身を食べることができない、 だが、やがて雨が降って鼎を冷やすから悔いはなくなる、最終的には吉。 目当てのものを目前にして、やりすぎて失敗する時です、穏和なやり方に変更することです。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『鼎折足、覆公〓、其形渥、凶「ていあしをおる、こうのそくをくつがえす、そのつみないころさる、きょう」 『〓』はご馳走、『渥』は重刑のこと。 鼎の脚が折れて、公のご馳走がひっくり返ってしまった、重刑に処せられ凶。 基礎がひ弱なため重荷に耐えきれず、ひっくり返ってしまう時です、実力をわきまえましょう。 ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『鼎黄耳金鉉、利貞』「ていこうじきんげん、ていによろし」 鼎に黄金の耳と金のつるが付き、堂々としている、貞正であれば良い。 今までの努力が報われる時です、人の意見はよく聞きましょう。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『鼎玉鉉、大吉、无不利』「ていぎょくげん、だいきち、よろしからざるなし」 鼎に宝石で飾られたつるが付き、堂々としている、大いに吉、よろしい。 有終の美を飾れて運気盛んです、人との協調を忘れず堅実路線で進むみましょう。 |