【沢山咸】 『たくざんかん』フィーリングを大切にする時です。 ≪運勢予報≫ 晴れ。 ≪卦辞≫ 『咸、亨、利貞、取女吉』 「かんはとおる、ていによろし、じょをとるにきち」 ≪運勢≫ 『咸』は感じるということ。 沢山咸の時、通じる、貞正がよい、嫁をもらうには吉。 若い女「沢」と若い男「山」が互いに感じ合い、相通じる姿です。 この卦は恋愛の卦ともいわれ、相手の感じ方、反応の程度を人体の部位を用いて各爻に解説してあります。 沢山咸の時は、ツーといえばカーというような時で、直感に任せてすみやかに事を運ぶことがポイントです。 恋愛は急速に進展する時で、理性を失いがちなので、 いくら恋愛の卦とはいっても異性問題には一応注意を払う時です。 ◆入学◆ 文科系統が良いときです、実力に応じて希望校も違ってきます。 ◆紛失物◆ 物の中にあります、家庭内では押入れの中とか、衣類の中とか、布団の中で見つかるようです。 ◆運勢傾向◆ 思わぬ援助などで吉事に恵まれる時で、敏感に事態を察知して行動するときです。 理屈抜きで行動しがちなので慎重さを必要としますが、ためらっては好機を逸する恐れがあります。 ◆願望◆ 迅速な行動が成果を生みます、感を働かせセンスを生かすと意外な吉事があります。 ◆交渉◆ 意気に感じて早くまとまるとか、明るく活気ある姿勢で臨めば成就します。 ◆事業◆ 理詰めより感情を大切にして上下の一致を計ること、企画、アイディアを駆使しましょう。 ◆住居◆ 平穏、移転の気が起きるが現状維持が無事です。 ◆愛情◆ 独身者は縁談があり、結婚がまとまるときです、意気投合して親密の度合いが加わりますが、三角関係の恐れがあります。 ◆結婚◆ 吉です、おおむね当人同士恋愛関係のことが多く気のあった深い仲です。 ◆旅行◆ まず平穏な旅行、男女同伴旅行とか新婚旅行は吉ですが女難には要注意。 ◆相場◆ やや上昇するが大いなる高値は望み薄です、小材料に敏感に反応して乱高下しますが大利は望めません。 ◆健康◆ 気鬱から疲労、伝染性の病気、溜飲、性病など、外部から感染した病気で、次第に重くなる恐れがあります。 ◆出産◆ 安産、産婦の感情の動揺を防ぎ、安静が必要です。 ◆人物◆ 感受性豊かで感奮しやすい人です、恋愛感情豊かで、とかく異性問題を起しやすい傾向があります。 ≪初爻の爻辞と対処法≫ 『咸其拇』「そのぼにかんず」 『拇』は足の親指のこと。 足の親指に感じる程度。 大して感じておらず、ちょっと気がある程度です、気持ちがくすぐられても、まだまだ動くときではありません。 ≪二爻の爻辞と対処法≫ 『咸其腓、凶、居吉』「そのひにかんず、きょう、おればきち」 『腓』はふくらはぎのこと。 足の曲線美に感ずるようでは凶、動かずにいれば吉。 誘惑があっても心を動かさず、じっとしているのが一番の時です。 ≪三爻の爻辞と対処法≫ 『咸其股、執其随、往吝』「そのこにかんず、そのしたがうをとる、ゆけばりん」 股に感じ色欲に溺れている、感ずるままに従っていく、進んだら恥をかくことになる。 得意先が色仕掛けで近寄ってくるかもしれませんが、後がこわい時です。 甘い話に乗ることなく、自分をしっかり保ちましょう。 ≪四爻の爻辞対処法≫ 『貞吉、悔亡、憧憧往来、朋従朕爾思』「ていきち、くいほろぶ、しょうしょうとしておうらいすれば、 ともなんじのおもいにしたがう」 『憧憧』とはそわそわと心が落ち着かないこと。 貞正にして吉、悔いはなくなる、だが、そわそわといったりきたりするようであれば、似たような仲間が集まってくる。 つまらぬことに心が動きやすい時です、自分を固くガードすることが大切です。\n\n" + ≪五爻の爻辞と対処法≫ 『咸其〓、无悔』「そのばいにかんず、くいなし」 『〓』は背肉のところで、欲のないこと。 背中に感じる程度、悔いはない。 鈍感といわれようとも、無関心ゆえ無事を守っているといったところです。 ≪上爻の爻辞と対処法≫ 『咸其輔頬舌』「そのほきょうぜつにかんず」 『輔頬舌』は口のこと。 すなわち口先だけのうまい話に注意するときです。 |