【無料】占い・開運・相性・ゲーム〜夢公方易の解説(【天水訟】)
【天水訟】
『てんすいしょう』訴え争いごとの多い時です。
≪運勢予報≫
雨。
≪卦辞≫
『訟有孚塞、タ中吉、終凶、利見大人、不利渉大川』
「しょうはまことありてふさがる、おそれてちゅうすればきち、おわればきょう、
たいじんをみるによろし、たいせんをわたるによろしからず」
≪運勢≫
『訟』は訴える、『タ』は天命を尊重すること。
天水訟の時、誠があっても塞がって通じない、天命を尊重して中止するなら吉。
最後まで言い分を貫こうとすれば凶、有識者に相談することだ、大川を渡ってはならない。
この卦は訴訟を表わします、したがって、天水訟の時は激しい対立や揉め事のある時です。
互いに我を張って平行線のままですから、あなたのほうから折れて和解策に転じる心構えが賢明です。
また、是が非でもやり遂げようと頑張ることがかえってマイナスになる時です。
第三者に相談するなどして、冷静に考え、強引なやり方を控えるべきです。
◆入学◆
無理です、学校を再検討してください。
◆紛失物◆
盗まれてなくなる場合の多いときです、警察に早く届けることです。
家庭内でなくなった物は、自分の思い違いの多いときです。
◆運勢傾向◆
時勢や時流と調和できないで何事も円滑に運ばないために、口論や争いごとが多く人間関係の融和に欠けます。
目上の人との争いごとが起きますが負けるが勝ちです。
◆願望◆
目標がまわりの事情と一致しないので方針を変更する必要があります。
◆交渉◆
和解を第一に考えて結果を急いではいけません、不成功のときは他日に期待しましょう。
◆事業◆
官庁や親会社との問題、それに社会的な問題が起きやすいので、内部の融和を考えるべきです。
◆住居◆
貸借問題などで争いごとが起きやすいときです。
気に沿わないことがあって移転を考えますが、新増改築は好ましくありません。
◆愛情◆
意見のくい違いがあります、こちらからの歩みよりが大切です。
争いごとがあって別れる恐れもあります。
◆結婚◆
たとえ正式な仲人による話でも良縁ではないので断ったほうが無難です。
親しみが少なく争いごとが絶えません、離縁の恐れもありますし裁判問題に発展するかもしれません。
◆旅行◆
支障があれば中止すること、また、旅行の手続きは正確にすることです。
◆相場◆
材料と価格が一致しないときです。
現在高くても下降し、現在低くても上昇するという不安定さがあります。
◆健康◆
頭痛、ノイローゼ、下痢、不眠などで大体において難病です。
医師の誤診に注意すること。
◆出産◆
養生が大切です。冷えに注意、安産です。
◆人物◆
争いごと、背反、訴訟が多く第三者と親しくなりにくい性格です。
苦労するわりに功が少なく偏屈です、人の上に立っていても苦労が絶えず、お世辞下手で敵の多い人です。
≪初爻の爻辞と対処法≫
『不永所事、小有事、終吉』「ことするところをながくせず、すこしきことあり、ついにきち」
訴え争いを長引かせずに切り上げる、少々ゴタゴタがあっても最終的には吉。
先を見越して、争いを早めに避けるほうが利口です、小さな事にはこだわらないこと。
≪二爻の爻辞と対処法≫
『不克訟、帰而逋、其邑人三百戸、无[生/目]』
「うったえをよくせず、かえりてのがる、そのゆうじんさんびゃっこ、わざわいなし」
『逋』は逃げてコソコソ隠れること、『邑人』は村人のこと。
訴えに勝てない、逃れて帰る、関係する三百人の村人たちにも災いが及ばずに済んだ。
勝ち目もないのに勢いに任せて不満をぶつけないことです、ひとまず退却すること。
≪三爻の爻辞と対処法≫
『食旧徳、貞誌I吉、或従王事无成』「きゅうとくにはむ、ただしければあやうきもついにきち、
あるいはおうじにしたがいなすことなし」
『旧徳』は旧禄のこと、『王事』は王命による日常の仕事のこと。
主人の所へ帰って、今までどおり養われる、貞正していても危ういが、最終的には吉。
日常の仕事をしていれば、たとえ功績がなくても良い。
今まで行なってきた事が平凡でも一番良い時です、移り気は良くありません。
≪四爻の爻辞対処法≫
『不克訟、復即命、渝安貞吉』「うったえをよくせず、かえりてめいにつき、かえてていにやすんずればきち」
『渝』は変わること。
訴えに勝てない、帰って主人の命令に従う、心を入れ替えて貞正に安んずれば吉。
自分の原点、自分の本来の仕事に立ち返るべき時です、目上の人に従いましょう。
≪五爻の爻辞と対処法≫
『訟元吉』「うったえげんきち」
訴えて勝ち、大いに吉。
実力も備わり、正義のために堂々と戦って勝利を収める時です、この機会に決着をつけること。
≪上爻の爻辞と対処法≫
『或錫之〓帯、終朝三褫之』「あるいはこれにはんたいをたまう、しゅうちょうにみたびこれをうばわる」
『〓帯』は礼服、『終朝』は午前中のこと。
王より礼服を授けられたが、朝のまつりごとが終わるまで三度もこれを取り上げられてしまった。
労して功無しの時です、天意に逆らって策略を駆使し、一時的に訴えに勝った姿です。
しかし、結局信用も人望も失い、空しさだけが残ることでしょう。